「LAST RESORT CHINO CLOTH」から、定番の41カーキのヴィンテージフィニッシュがリリースされました。
このパンツは、70年以上前の生地の端切れのコレクションからサンプリングされ、ペンキ加工が施されています。
リアルなペンキ作業のような自然なペンキ汚れが表現されています。
「LAST RESORT DENIM」と同様に、数種類のデッドストックのM41 KHAKIから厳選された素材を使用し、糸の太さ、ムラの形状、撚り回数、撚り方向などに当時の生産背景と技術力を考慮しながら徹底的に作り込まれた素材となります。原綿には、ジェラードの基本であるアメリカのディープサウスコットンが使用されています。
ムラの形状は自然なものであり、強すぎず弱すぎず、当時のムラ糸を再現しました。
過去の素材は反応染料で染められていましたが、今回は当時使用されていたスレン染料で染色されました。
スレン染料は現代の反応染料と比較すると染料の質がやや低いものの、50年代頃の染料としては堅牢度、摩擦、日光に強く、当時としては優れた染料でした。
このため、作業着やタオルなど、タフな素材に広く使用されていました。
洗い込む度に経年変化を楽しむことができるように、米綿、シャトル織機、スレン染料を使用して、当時のヴィンテージを彷彿させる生地感に仕上げています。オフセットされたベルトループや、ヴィンテージ同様の2mm幅の両玉縁ポケットなど、特徴的で再現性の高いディテールも追求されています。通常のポケットにはスレーキを使うことが一般的ですが、サンプリングしたヴィンテージ同様に別布のチノ生地が使用されています。
また、サイドシームのパッカリングも強く出てくるため、履いた時の無骨な印象をより強調した太めのシルエットに仕上げています。運針なども当時のピッチに合わせ、より41カーキらしいクラシックな雰囲気を表現しており、股上も深くワタリも太めのヴィンテージに沿ったシルエットになっています。LAST RESORT CHINO CLOTHは、原綿、糸、織り、染色、全てにこだわり、究極のチノクロスとして生み出されました。