オリジナルで織り上げた渾身のブランケット生地で仕立てたブランケットベストYERROWSTONEのリリースです。Crow族が導かれ居住していたとされる地名を名付けました。
尾州に1台しかないジャガード織機を使用し経糸梳毛2/48を使用し、緯糸1/10が、ほぼ出てくるようしております。経糸にはあえて細い梳毛を打ち込むことで緯糸の紡毛で打ち込んだ色糸が表に顔を出し、ネイティブブランケットの重厚な雰囲気を表現しております。何度も当時の柄の雰囲気に合うよう糸色のビーカーの確認や配色のテストを重ね、2年がかりで柄を組み上げました。緯糸の柄・風合いを出す為整理工場と打ち合わせの上特別な軽いミルド(軽い起毛をかけたまま)の上、再抑えしております。
2色などの色数の少ないブランケットではタテヨコともに紡毛で織り上げより、分厚い表情もできますが、逆に色数が多く柄も複雑なものを表現した事で大変な手間を要する生地となります。生地をヨコ使いにして柄の見せ方を変えております。
40年代頃のワークベストをベースにこのスペシャルなブランケットで仕立てました。
襟付きのため着こなしを上品に楽しめます。ポケットの端をパイピング処理することでより雰囲気を盛り上げております。シャツやカットソーにアクセントを利かせたコーディネイトができる一枚となります。